政府より、人材育成や雇用に取り組む中小企業・小規模事業者の方が活用できる補助金・助成金制度が設けられています。
優秀な人材の確保、生産性の向上、働きやすい職場づくりなどは、補助金・助成金制度を活用しながら推進することが効果的です。
今回は、岐阜県内で人材育成や雇用に取り組む事業者の方が活用しやすい補助金・助成金制度をご紹介します。
採択・支援事例
人材育成・雇用に関する補助金・助成金制度は、優秀な人材の確保、生産性の向上、働きやすい職場づくりなどに取り組む中小企業者によって活用されています。
働きがいのある職場環境の整備、プロフェッショナル人材の活用、処遇改善、社員のスキルアップなどを目指す事業者の方は、補助金・助成金制度の積極的な活用をご検討ください。
岐阜県DX人材確保事業費補助金:岐阜県
「岐阜県DX人材確保事業費補助金:岐阜県」は、事業を行う個人又は法人が、デジタル技術を活かした製品・サービス等の付加価値向上や業務・製造プロセスの効率化などのビジネス変革を実現する、いわゆるデジタルトランスフォーメーションを推進するため、その推進業務を担う人材の獲得・活用に要する経費に対し、予算の範囲内において補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度を活用することで、DX人材獲得事業の場合では1事業者あたり最大200万円の交付が予定されており、優秀な人材の確保に繋げることができます。
対象者 | 次の各号のいずれにも該当する者 (1)次のいずれかに該当する者 ア 県内に本社若しくは本部又は本社機能若しくは本部機能の全部又は一部を有する法人 イ 県内に営業所を有する個人事業者 (2)次のいずれにも該当する者 ア DX人材を県内の事業所において雇用し、又は副業・兼業人材として従事させること。 イ 岐阜県プロフェッショナル人材戦略拠点に企業情報シートを提出し、受付がなされていること。 ウ 県税に係る未納の徴収金がないこと。 エ 宗教活動又は政治活動を主たる目的とするものでないこと。 |
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給付額 | 上限200万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 2024年2月29日(木)まで |
事例 | DX人材の確保 |
岐阜県プロフェッショナル人材確保事業費補助金:岐阜県
「岐阜県プロフェッショナル人材確保事業費補助金:岐阜県」は、業務経験が豊富な県外の人材の移転を促進するため、岐阜県内で事業を行う個人又は法人が県外の人材を受け入れるために要する経費に対し、予算の範囲内において補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大50万円の交付が予定されており、優秀な人材の確保に向けた積極的な制度活用が期待されています。
対象者 | 以下の要件を全て満たす個人事業者又は法人 県内に事業所を有すること プロフェッショナル人材を県内の事業所において雇用し、又は副業・兼業人材として従事させること。 岐阜県プロフェッショナル人材戦略拠点に企業情報シートを提出し、受付けがなされていること。 県税に係る未納の徴収金がないこと 宗教活動又は政治活動を主たる目的とする者でないこと 。 暴力団、あるいは暴力団員が関与している者でないこと。 |
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給付額 | 上限50万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 随時 |
事例 | プロフェッショナル人材の確保にかかる経費 |
岐阜県多文化共生推進補助金(地域日本語教育運営事業):岐阜県
「岐阜県多文化共生推進補助金(地域日本語教育運営事業):岐阜県」は、在住外国人が地域で安心安全に暮らせるよう、生活に必要な日本語を身に付けるとともに、地域において円滑なコミュニケーションを図り、地域住民との相互理解を深めることを目指すために、予算の範囲内において補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度の採択事例としては、日本語教室開講のための講師謝金・旅費、会場使用料及び賃借料、会議費、保険料、役務費、消耗品費及び通信運搬費などが挙げられ、1事業者あたり最大20万円の交付が予定されています。
対象者 | 県内に事業所を有する外国人雇用企業で、生活者を対象とした日本語教室を新たに設置する企業であること。 |
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給付額 | 上限20万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 2023年4月28日(木)〜随時 |
事例 | 日本語教室開講のための講師謝金・旅費、使用料及び賃借料、会議費、役務費、保険料、消耗品費及び通信運搬費など |
岐阜県新型コロナウイルス感染症離職者雇用奨励金:岐阜県
「岐阜県新型コロナウイルス感染症離職者雇用奨励金:岐阜県」は、新型コロナウイルス感染症の影響により就労の場を失った方の再就職を促進するため、そうした方を正規雇用労働者として雇用する中小企業事業主に対して、雇用促進のための奨励金を交付することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大60万円の交付が予定されており、岐阜県内における雇用促進や優秀な人材の確保へと繋げることができます。
対象者 | 対象労働者を令和4年4月1日から令和4年11月30日の間に、ハローワークからの紹介により正規雇用労働者(1週間の所定労働時間が30時間以上)として雇用したこと。 岐阜県税の滞納がないこと。 対象労働者の主たる勤務地は、県内の事業所とすること。 対象労働者を雇い入れた日の前日から起算して3か月前の日から6か月を経過する日までの間に、従業員を事業主の都合で解雇していないこと。 支給申請日の前日から起算して過去3年の間に、対象労働者を事業主の都合で解雇していないこと。 |
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給付額 | 上限60万円 |
申請期間 | 対象労働者を雇い入れた日から起算して30日以内 |
事例 | 優秀な人材の確保、雇用促進 |
岐阜県就職氷河期世代正社員化促進奨励金:岐阜県
「岐阜県就職氷河期世代正社員化促進奨励金:岐阜県」は、就職氷河期世代の処遇改善を図るため、就職氷河期世代の有期雇用労働者等を正規雇用労働者に転換又は直接雇用し、かつ、厚生労働省のキャリアアップ助成金(正社員化コース又は障害者正社員化コース)を受給した中小企業事業主に対し、雇用促進に向けた奨励金を交付することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大10万円の交付が予定されており、就職氷河期世代のキャリアアップに向けた積極的な制度活用が期待されています。
対象者 | 令和4年4月1日以降に対象労働者(次のいずれにも該当する労働者に限る)の転換等をし、かつ、キャリアアップ助成金の支給決定を受けた中小企業事業主であること。 (1)転換等の時点の満年齢が35歳以上55歳未満の者であること。 (2)転換等をされた日において、県内の事業所に勤務しており、かつ、県内に居住している者であること。 (3)キャリアアップ 助成金の支給の対象となった者であること。 ただし、障害者正社員化コースにおいては、 第 1 期支給対象期間の支給の対象となった者とする 。 岐阜県税の滞納がない事業主であること。 |
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給付額 | 上限10万円 |
申請期間 | 2024年2月29日(木)まで |
事例 | 就職氷河期世代の雇用の促進、キャリアアップ |
下呂市若年者地元就職支援金交付事業:下呂市
「下呂市若年者地元就職支援金交付事業:下呂市」は、大学・高校等の新規学卒者や、市外から若年齢のUIターン者が、市内事業所に就労することを支援するため、新しく就労した若年者に対して事業者が奨励金を支給した場合に、事業者に対してその費用の一部を交付することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大10万円の交付が予定されており、下呂市内における若年者の雇用促進へと繋げることができます。
対象者 | 次のアまたはイの交付対象者を雇用した事業者が、奨励金を交付すること ア 大学、高校等学校教育法に定める学校を令和2年度以降に卒業し、卒業後1年以内に市内を勤務先とする事業所に初めて就労し、就労時に満25歳未満の方 イ 市内を勤務先とする事業所に初めて就労し、就労時に満30歳未満の方(アに該当する方を除く) アまたはイの若年者が、奨励金を支給した事業所に300日以上継続して就労すること |
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給付額 | 上限10万円 |
申請期間 | 若年者が就労してから180日以内 |
事例 | 若年者の雇用 |
各務原市デジタル人材育成推進事業補助金:各務原市
「各務原市デジタル人材育成推進事業補助金:各務原市」は、社会の変化に対応し、DX(デジタルトランスフォーメーション)が求められる中、各務原市内事業者におけるIT・IoTの活用を促進するため、公益財団法人ソフトピアジャパンが実施する「DX・IT研修の受講」を活用する市内事業者などに対し、経費の一部を補助することで、市内事業者におけるデジタル人材の育成を支援することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には、受講料の1/2の費用補助が予定されており、各務原市内におけるデジタル人材確保のために積極的な制度活用が期待されています。
対象者 | 次に掲げる者とする。 (1)市内に住所を有し、市税を滞納していない者で求職活動または起業の準備を行っているもの (2)市内に事業所を有する法人または個人で次のいずれにも該当するもの 中小企業基本法(昭和38年法律第154号)第2条第1項各号のいずれかに該当する者 市税を滞納していない者 |
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給付額 | 補助率1/2以内 |
申請期間 | 事業が終了した日から30日以内 |
事例 | 事業者などが負担する受講料 |
関市中小企業競争力強化事業:アドバイザー招へい補助事業:関市
「関市中小企業競争力強化事業(アドバイザー招へい補助事業):関市」は、DX(デジタルトランスフォーメーション)により業務の効率化、関市内の中小企業が抱える課題の解決、生産性の向上を図るために、予算の範囲内において工程の自動化に対する補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大3万円の交付が予定されており、DX化や競争力強化に向けたアドバイザー招へいのための資金を調達することができます。
対象者 | 市内の中小企業 |
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給付額 | 上限3万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 随時 |
事例 | DX化に向けたアドバイザー招へい |
関市中小企業競争力強化事業:DX・IT研修補助事業:関市
「関市中小企業競争力強化事業(DX・IT研修補助事業):関市」は、DX(デジタルトランスフォーメーション)により関市内の中小企業が抱える課題の解決、業務の効率化、生産性の向上を図るために、予算の範囲内において工程の自動化に対する補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大8万円の交付が予定されており、DXやIT導入に向けた積極的な制度活用が期待されています。
対象者 | 市内の中小企業 |
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給付額 | 上限8万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 随時 |
事例 | DXやIT導入のための研修費 |