省エネ・環境対策に取り組む中小企業・小規模事業者の方が活用できる補助金・助成金制度が設けられています。
太陽光パネルや蓄電池の導入、原油価格対策、電気自動車へのスイッチなどは、補助金・助成金制度を活用しながら推進することが効果的です。
今回は、京都府内で省エネ・環境対策に取り組む事業者が活用しやすい補助金・助成金制度をご紹介します。
採択・支援事例
省エネ・環境対策に関する補助金・助成金制度は、太陽光パネルや蓄電池の導入や既存自動車から電気自動車へのスイッチなどを考える中小企業者によって活用されています。
省エネや環境対策に資する取り組み、高騰する原油価格対策、大幅なコストカットに繋がる機械設備の導入などを考える事業者の方は積極的な制度活用をご検討ください。
省エネ・節電・EMS診断事業:京都府
「省エネ・節電・EMS診断事業:京都府」は、エネルギーの消費を最小限に抑え経費を削減するとともに、地球温暖化の防止に貢献するために「省エネ・節電・EMS診断」を実施することで事業所の省エネの方法を提案することを目的とした制度です。
本制度を活用して夏場のピーク電力対策を行ったスーパーマーケットの場合、夏場の猛暑日の時間帯のみバックヤードの照明や空調温度のコントロールを実施した結果、年間電気料金63万6,000円の削減に成功した事例などがあります。
対象者 | 京都府内に事業所を有する企業(法人及び個人)、各種法人、団体等 |
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給付額 | なし(無料で診断を実施) |
申請期間 | 2023年4月24日(月)〜2024年1月26日(金) |
事例 | 以下、夏場のピーク電力対策の場合 スーパーマーケットで夏場の猛暑日だけでピーク電力が発生していることが調査の結果判明し、その時間帯のみバックヤードの照明や空調温度のコントロールを実施した結果、契約料金プランを変更出来たことにより、年間電気料金63万6千円削減 |
京都市環境保全型農業資材等導入拡大事業補助金:京都市
「京都市環境保全型農業資材等導入拡大事業補助金:京都市」は、「2050年二酸化炭素排出量正味ゼロ」の達成に向け、減農薬栽培などの環境負荷の軽減に配慮した「環境保全型農業」を推進するため、関連する事業に対して補助金を交付する制度です。
本制度を活用することで、環境にやさしい農業資材・技術の導入(化学合成農薬削減に資する素材・技術、廃プラスチック削減に資する素材・技術、その他市長が特に必要と認めるものなど)に係る費用として、個人には最大10万円、法人・団体には最大50万円の交付が予定されています。
対象者 | 下記(1)、(2)のいずれかに該当する者 (1)農産物を販売する農業者(個人にあっては市内在住、法人にあっては市内に事業所等を有している事) (2)農業者等で組織された団体(市内に事業所等を有している事) |
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給付額 | 個人:上限10万円 法人・団体:上限50万円 |
申請期間 | 2023年4月6日(木)〜2023年12月28日(木)まで |
事例 | 化学合成農薬削減に資する素材・技術、廃プラスチック削減に資する素材・技術、その他市長が特に必要と認めるものなど |
木津川市生産者省エネ設備等導入支援事業補助金:木津川市
「木津川市生産者省エネ設備等導入支援事業補助金:木津川市」は、コロナ禍や生産資材・燃料等の価格高騰による厳しい経営状況を改善するため、農作業の省力化や生産コストの削減等に取り組み、営農を継続する販売農家を対象に機械設備等の新規導入や修繕等に要する者に対して、補助金を交付する事を目的する制度です。
本制度を実施することで、農業用機械の点検、部品交換、修理等を行い、設備の長寿命化と農作業の安全を確保して持続可能な農業経営に繋げていくための取組への費用として、最大30万円の交付が予定されています。
対象者 | 下記(1)、(2)のいずれかに該当する者 (1)市内在住の販売農家(農産物の販売金額が50万円以上の経営体で、その過半以上が市内で生産又は加工されたものであること)及び認定農業者又は認定新規就農者 (2) 組織規約及び組織名簿の定めがある任意の組織で、その構成員の過半以上が(1)の者である部会等の団体 |
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給付額 | 上限30万円まで |
申請期間 | 2023年9月1日(金)〜2023年9月29日(金)まで |
事例 | 農業機械の長寿命化と農業者の安全確保に繋がる取組 農業用機械の点検、部品交換、修理等を行い、設備の長寿命化と農作業の安全を確保し、持続可能な農業経営に繋げていくための取組経費 |
COOL CHOICE実践補助金 次世代自動車の導入補助:長岡京市
「COOL CHOICE実践補助金 次世代自動車の導入補助:長岡京市」は、地球温暖化の防止を推進するため、温暖化の防止と暮らしやすさを両立する選択となる「COOL CHOICE」を実践する者に対して、補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度を活用することで、次世代自動車を導入するための車両の購入費又はリース料に対して、定額10万円の交付が予定されています。
対象者 | 下の全ての条件を満たすもの (1)国内で販売される国産の4輪車両のうち電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車のいずれか(電気自動車、プラグインハイブリッド自動車は外部から充電できる車種を指します。) (2)「自動車検査証」上の「使用の本拠の位置」が本市内であり、「使用者」が申請者と同一 (3)補助対象経費に係る支払い手続きが完了している (4)(申請者が個人の場合)リース車両又は個人間の売買で取得した車両でない (5)(申請者が個人の場合)(一社)次世代自動車振興センターが実施する「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の交付決定を受けた車両であり、交付決定後4カ月以内に申請を行う (6)(申請者が事業者の場合)車両の初回登録年月から4カ月以内に申請を行う (7)(申請者が事業者でリースの場合)リース期間が11カ月以上 |
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給付額 | 定額10万円 |
申請期間 | 2024年3月15日(金)必着 |
事例 | 車両の購入費又はリース料(リース料は事業者の場合に限る) |
COOL CHOICE実践補助金 薪ストーブの設置補助:長岡京市
「COOL CHOICE実践補助金 薪ストーブの設置補助:長岡京市」は、地球温暖化の防止を推進するため、暮らしやすい生活と温暖化の防止を両立する賢い選択「COOL CHOICE」を実践する者に対して、補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度を活用することで、薪ストーブ設置に必要な薪ストーブ本体、煙突、付属品の購入費とそれらの取付工事費、煙突窓の加工費などに対して、最大10万円の交付が予定されています。
対象者 | 以下の全ての条件を満たすもの (1)本市内の住宅で申請者自らが居住する住宅、又は本市内の事業所に設置 (2)薪、端材等を燃料とし、二次燃焼等により排煙を減少させる機能を有するストーブで、暖房に使用(ペレットストーブは対象外) (3)未使用品の購入を伴う (4)長岡京市森林組合が販売する薪を使用する(ただし、当該薪の販売が行われていないときはこの限りではない) (5)補助対象経費に係る支払い手続きが完了している |
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給付額 | 上限10万円まで |
申請期間 | 2024年3月15日(金)必着 |
事例 | 薪ストーブ本体、煙突、付属品の購入費とそれらの取付工事費、煙突窓の加工費 |
京田辺市住宅用蓄電池システム等設置補助金:京田辺市
「京田辺市住宅用蓄電池システム等設置補助金:京 田辺市」は、住宅におけるエネルギーの自立化および地球温暖化防止に向けて、京田辺市に住所を有し自らが居住する住宅に、住宅用蓄電池システムと太陽光発電システム(2kw以上のものに限る)を新たに同時設置した個人に対して、補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度を活用することで、住宅用蓄電池システムの導入には最大12万円、太陽光発電システムの設置には最大4万円の交付が予定されています。
対象者 | 本市に住所を有し、住所地の自らが 居住する住宅に、未使用の蓄電池システム及び発電出力が2kW以上の太陽光 発電システムを同時に設置する個人で、市税を滞納しておらず、かつ、次の各号のいずれにも該当する者とする。(1) 両システムの設置費用の支払日から1年以内であること。 (2) 電力会社との電力受給契約における電力受給開始日から1年以内であること。 |
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給付額 | 住宅用蓄電池システム:上限12万円まで 太陽光発電システム:上限4万円まで |
申請期間 | 2023年12月28日(木)まで |
事例 | 住宅用蓄電池システムや太陽光発電システムの導入など |