政府より、新規事業の展開を目指す中小企業・小規模事業者の方が活用できる補助金・助成金制度が設けられています。
空き店舗の改装、設備投資、新製品や新技術の開発、地域活性化に向けたイベントの開催などは、補助金・助成金制度を活用しながら推進することが効果的です。
今回は、長野県内で新規事業の展開を目指す事業者の方が活用しやすい補助金・助成金制度をご紹介します。
農産物販売促進事業:上田市
「農産物販売促進事業:上田市」は、上田市内で事業を営む農家の所得向上及び地産地消の推進を図るため、農産物販売促進に係る取り組みを実施するために必要となる費用の一部を補助することを目的とした制度です。
本制度の採択事例としては、販路開拓に向けた展示会などへの出展、地元農産物を使った新メニュー開発、農産物加工所等の内外装の簡易な改修などが挙げられ、1事業者あたり最大50万円の交付が予定されています。
対象者 | 事業実施主体は、市内に住所を有する者で次に揚げるものとする。 活性化委員会・組合 地域内消費を目的に生産する農業者の組織する団体 JA生産部会 農産物直売所 農業法人 上田市地産地消推進の店 その他上記事業実施主体に類似する団体 1(2)の農業者の組織する団体は、次に揚げる要件を備えていること。 3戸以上の農家で構成されていること。 代表者の定めがあること。 組織及び運営に関する規約が定められており、かつその規約に地産地消の推進について明記があること。 |
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給付額 | 上限50万円 補助率2/10以内 |
申請期間 | 毎年2月末日まで |
事例 | 商品開発費(資料購入、加工品試作等)、販売開拓・販売促進費(出展負担金、旅費等)、地元農産物を使った新メニュー開発費(食材購入費、調理器具借上等)、農産物加工所等の内外装の簡易な改修、施設整備など |
6次産業化推進事業補助金:東御市
「6次産業化推進事業補助金:東御市」は、東御市内産等畜産物の生産・加工・販売を一体的に行うことで、農産物の価値を高め、新たな価値を生み出すことにより自らの事業の多角化・高度化に取り組む農業者・事業者に対して補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度の採択事例としては、新たな農産物加工品開発のための成分分析、ワイン醸造用の樽の導入、ロゴ・HP・ショップカードの制作、メールマガジンサービスの利用、販売施設の工事、POSレジの購入などが挙げられ、1事業者あたり最大50万円の交付が予定されています。
対象者 | 市内に住所を有する個人または事務所等を有する法人である農業者 上記を構成員とする団体 |
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給付額 | 上限50万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 随時 |
事例 | 新たな農産物加工品開発のための成分分析、ワイン醸造用の樽の導入、ロゴ・HP・ショップカードの制作、メールマガジンサービスの利用、販売施設の工事、POSレジの購入 |
新商品開発支援事業補助金:飯山市
「新商品開発支援事業補助金:飯山市」は、お店の売上アップや販路拡大のため、飯山産の農産物や加工品または伝統工芸技術を活かした新商品の開発を行おうとする飯山市内の飲食店や小売店等を支援するために、補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大10万円の交付が予定されており、市内で生産された農畜林産物または市内で加工等がされた原材料を使った新商品の開発、販売、国、県が指定する伝統工芸品(飯山仏壇、内山紙、小沼ほうき)の製品や製作技術を取り入れた新商品の開発、販売などに向けた制度活用が期待されています。
対象者 | 1~4すべてに該当 1.市内に店舗、事業所がある事業主(法人の場合は市内に法人があること、個人事業主の場合は市民であること) 2.過去に「飯山市土産品開発支援補助金」を受け、同一もしくは類似商品の開発をしていないこと 3.当該商品の開発にあたり、他の補助金等を併用しないこと 4.市税を滞納していないこと |
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給付額 | 上限10万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 随時(事業着手前に申請) |
事例 | 市内で生産された農畜林産物または市内で加工等がされた原材料を使った新商品の開発、販売経費、国、県が指定する伝統工芸品(飯山仏壇、内山紙、小沼ほうき)の製品や製作技術を取り入れた新商品の開発、販売など |
まちなか創業空き店舗活用事業:飯田市
「まちなか創業空き店舗活用事業:飯田市」は、飯田市内で新規出展や第2創業などを検討する方に対して、商店街等の空き店舗を活用し、創業を支援するために、必要となる費用の一部を助成することを目的とした制度です。
本制度を活用することで、空き店舗を活用して新規に出店、創業(第2創業も含む)するために必要な経費で、空き店舗の改修・改築・付帯設備の設置する場合には、1事業者あたり最大30万円の交付が予定されています。
対象者 | 新規出店者:この地域の商店街団体の支援を受けた方で、新規に主として小売商業等に従事しようとする方 ※原則、昼間営業をしている店舗となります。風営法第3条第1項の適用を受ける飲食業は対象となりません。 |
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給付額 | (1)空き店舗を活用して新規に出店、創業(第2創業も含む)するために必要な経費で、空き店舗の改修・改築・付帯設備の設置に係るもの:上限30万円 補助率2/3以内 (2)空き店舗を活用して新規に出店、創業するために必要な経費で、空き店舗の賃借料:上限4万円/月 補助率1/2以内 |
申請期間 | 事業着手1か月前まで |
事例 | 空き店舗を活用して新規に出店、創業(第2創業も含む)するために必要な経費で、空き店舗の改修・改築・付帯設備の設置、空き店舗を活用して新規に出店、創業するために必要な経費で、空き店舗の賃借料など |
飯島町商工業振興事業補助金(商工業経営確立支援事業):飯島町
「飯島町商工業振興事業補助金(商工業経営確立支援事業):飯島町」は、飯島町内における工場等の新増設、町外からの企業立地の促進や町内企業の振興を図るために、取組みを行うために必要となる費用の一部を補助することを目的とした制度です。
本制度を活用することで、特産品開発支援事業の場合には1事業者あたり最大100万円の交付が予定されており、飯島町の特性を生かした特産品等の開発に係る調査研究費、開発資材費、宣伝経費などを調達することができます。
対象者 | 飯島町商工会 中小企業者商工業団体 等 |
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給付額 | 上限100万円 補助率5/10以内 |
申請期間 | 随時 |
事例 | 飯島町の特性を生かした特産品等の開発に係る調査研究費、開発資材費、宣伝経費など |
飯島町農家民宿開設等促進事業補助金:飯島町
「飯島町農家民宿開設等促進事業補助金:飯島町」は、飯島町内において農家民宿を開設しようとする農業者に対して、旅館業法の申請手数料及び農家民宿を営業するために必要な施設の改修等の費用を補助することを目的とした制度です。
本制度を活用することで、農家民宿施設改修事業の場合には1事業者あたり最大50万円の交付が予定されており、客室、風呂、トイレ及び台所、その他民泊運営のために必要となる施設の改修費などを調達することができます。
対象者 | ※以下、農家民宿施設改修事業の場合 補助対象者は、次の条件を全て満たす方です。 町内において農家民宿を開設しようとする農業者、又は既に農家民宿を開設している農業者 補助を受けようとする改修事業等の内容については、飯島町の他の制度による補助金を受けていないこと。 既にこの補助を受けていないこと。 補助事業者が町税等を滞納していないこと。 |
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給付額 | 上限50万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 随時 |
事例 | 客室、風呂、トイレ及び台所の改修費、その他必要な施設の改修及び設備等の整備に係る費用で、町長が適当と認める費用(什器類、アメニティ作成、備品等は対象としない。) |
佐久穂町6次産業化支援事業補助金:佐久穂町
「佐久穂町6次産業化支援事業補助金:佐久穂町」は、農林水産物等の地域資源を活用して、地域産業の振興及び活性化を図るため、6次産業化に取り組む事業者に対して補助金を交付することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大50万円の交付が予定されており、農林水産物等の地域資源を活用して地域産業の振興及び活性化に取り組む事業で、新しい商品やサービスの開発、加工、流通及び販売に関する取組などを効果的に推進することができます。
対象者 | 町内に住所を有する個人又は団体で、以下のいずれかに該当する者が対象です。 ・町が認定した認定農業者又は認定新規就農者 ・町内に主たる事業所を有する商工業者又はNPO法人 ・町内に住所を有する農林水産業を営む者で組織する団体 |
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給付額 | 上限50万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 随時 |
事例 | 農林水産物等の地域資源を活用して地域産業の振興及び活性化に取り組む事業で、新しい商品やサービスの開発、加工、流通及び販売に関する取組等 |