高年齢者や障害者、母子家庭や父子家庭の親など、就職が特に困難な求職者の雇用を促進し、企業の人材不足解消を目的とする支援制度に「特定求職者雇用開発助成金」があります。
この記事では、特定求職者雇用開発助成金の申請の流れについて、詳しく解説します。申請時の注意点にも言及していますので、本助成金の活用を検討している方はぜひ参考にしてください。
特定求職者雇用開発助成金の申請の流れ
①対象者の雇い入れ
ハローワークや民間の職業紹介事業者の紹介を受け、対象者を雇い入れます。その際、正社員(無期雇用者)として雇い入れる上、雇用保険に加入させる必要があります。
②助成金の支給申請
厚生労働省が運営する特定求職者雇用開発助成金の公式サイトより、支給申請書をダウンロードし、必要事項を記入します。
その他必要書類を用意し、労働局、ハローワークなどの支給申請窓口に提出します。
③審査・支給決定
提出した支給申請書の内容に不備がないか、支給要件を満たしているかなどを、申請先が審査します。
審査の結果助成金の支給が決定した場合、申請した事業者の元に通知書が送付されます。
④助成金の支給
特定求職者雇用開発助成金が支給されます。本助成金は支給申請をしてから審査を経て振り込まれるまで3〜8ヶ月程度を要します。
継続して受給する場合、その都度申請、審査を受ける必要があります。
見出しを作成して手順を説明してください。見出しの数は必要に応じて増減させてください。
特定求職者雇用開発助成金の申請時の注意点
特定求職者雇用開発助成金の支給申請期間は、支給対象期の末日の翌日から2ヶ月以内です。この支給対象期は、賃金の締切日が定められていない場合は雇い入れた日、定められている場合は雇い入れた日の直後の賃金締切日の翌日から6ヶ月ごとに区切られた期間を指します。
この期限を1日でも過ぎると申請が不可となるため、注意しましょう。
まとめ
特定求職者雇用開発助成金は、必要となる書類が少なく、申請書類の作成も比較的難しくありません。
支給要件を満たして申請すれば基本的に誰でも受給できる助成金なので、活用しやすい制度といえます。
原則返済の必要のない資金を調達できるので、人手不足の解消に大いに役立てることができます。この記事を参考に、新たな人材の雇用を検討してみてはいかがでしょうか。