政府より、大阪府で事業を営む方が活用することができる補助金・助成金制度が設けられています。
多額のコストが必要となる研究や、新技術・新製品の開発を進めるためには、補助金・助成金制度を活用した資金調達を行うことが効果的です。
今回は、新技術や新製品の研究開発、ものづくり事業を営む方が活用しやすい補助金・助成金制度をご紹介いたします。
大阪市イノベーション創出支援補助金
「大阪市イノベーション創出支援補助金」は、大阪市内に事業所を有する個人又は企業と連携する大学を対象として、大学の保有する技術・研究成果をもとにした産学連携の研究成果事業に対して、その費用の一部を補助することにより、大学の優れた技術力の発掘と、その実用化に向けた取組みを促進し、大阪市の経済成長及びイノベーション創出に寄与することを目的とした制度です。
本制度の活用事例として、手動式歯ブラシの歯周病への有効性の研究や、汎用性のある新規細胞および組織輸送用容器の開発などが挙げられ、最大で200万円の補助金が交付されます。
対象者 | 産学連携を推進する組織を有する大学 |
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給付額 | 上限200万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 第1回:2022年2月3日(木)9時〜2022年2月9日(水)17時まで(必着)
第2回:2022年4月7日(木)9時〜2022年4月13日(水)17時まで(必着) 第3回:2022年6月9日(木)9時〜2022年6月15日(水)17時まで(必着) |
ものづくりイノベーション支援プロジェクトDX等推進枠)
「ものづくりイノベーション支援プロジェクト(DX等推進枠)」は、大阪府で事業を営むものづくり中小企業の新たな技術開発を支援するため、優れた内容の取組みを『ものづくりイノベーション支援プロジェクト』として認定し、研究開発や試作・設計を行うために必要となる費用の一部を助成することを目的とした制度です。
本制度を活用することで、DX促進に資するツールの導入、AI、IOT、ロボットまたはDX促進に関連する技術開発などに対して最大200万円の補助金が交付される他、地域金融機関と連携した資金融資を受けることができます。
対象者 | ◯資本金3億円以下又は従業員数300人以下の製造業者
・申請は、当該技術開発に共同で取り組もうとする中小企業者及び支援機関をそれぞれ1者以上含む共同事業体の代表者が行う。 ・共同事業体の構成員は、大阪ものづくりイノベーションネットワークに入会している企業会員と支援機関会員であること。 ・上記の中小企業者は、府内に主たる事務所(登記簿上の本店)を有し、中小企業基本法(昭和38年法律第154号)第2条第1項第1号に規定する製造業に属する事業を主たる事業として営む者とする。ただし、食料品製造業、飲料・たばこ・飼料製造業を除く。また、みなし大企業は除く。 |
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給付額 | 上限200万円 助成率1/2以内 |
申請期間 | 1次募集:2022年3月1日(火)〜2022年4月28日(木)の午後5時まで
2次募集:2022年6月8日(水)〜2022年7月8日(金)の午後5時まで |