政府より、新規事業の展開を目指す中小企業・小規模事業者の方が活用できる補助金・助成金制度が設けられています。
機械設備の導入、新製品・新技術の開発、販路開拓などは、補助金・助成金制度を活用しながら推進することが効果的です。
今回は、新規事業の展開を目指す静岡県内の事業者の方が活用しやすい補助金・助成金制度をご紹介いたします。
医療機器産業基盤強化推進事業助成金【初期投資助成事業】
「医療機器産業基盤強化推進事業助成金【初期投資助成事業】」は、静岡県と連携して、医薬品・医療機器産業の国内産業化の推進や、デジタル化、遠隔・非接触への対応など、「命を守る産業」である医療機器産業の基盤強化に取り組む事業者に対して、助成金を交付することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大2,000万円の交付が予定されており、検査キットの製造に必要な研究資材や装置部品、人工呼吸器等、輸入比率の高い医療機器などの開発に向けた制度活用が期待されています。
対象者 | Ⅰ 静岡県内に拠点を置く中小企業者 Ⅱ 上記Ⅰの中小企業者を代表とした民間事業者、大学及び研究機関等2者以上により構成されるコンソーシアム |
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給付額 | 上限2,000万円 補助率2/3以内 |
申請期間 | 2023年4月28日(金)正午<必着> ※事前相談 2023年4月26日(水)まで |
試作品開発助成(次世代自動車・CNF)
「試作品開発助成(次世代自動車・CNF)」は、EV化(電気自動車)、自動運転化などに対応するため、次世代自動車分野に関する自社の技術力を広く情報発信するために使用するサンプル品の製作を行う事業及びCNFを活用した製品の開発や企業のCNF関連産業への参入を促進するため、CNFを活用した試作品の開発を行う静岡県内の事業者に対して、取組みを行うために必要となる費用の一部を助成することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大300万円の交付が予定されており、次世代自動車分野・CNF関連産業への参入を目指す静岡県内の事業者の方から大きな注目を集めています。
対象者 | <次世代自動車> ①静岡県内に助成事業を遂行する主たる事務所・事業所を有する中小企業・中堅企業またはコンソーシアム ②静岡県内に助成事業を遂行する主たる事務所・事業所を設置しようとする中小企業・中堅企業またはコンソーシアム <CNF> ①静岡県内に助成事業を遂行する主たる事務所・事業所を有する中小企業またはコンソーシアム ②静岡県内に助成事業を遂行する主たる事務所・事業所を設置しようとする中小企業またはコンソーシアム |
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給付額 | 上限300万円 補助率1/2以内 |
申請期間 | 2023年5月10日(水) 正午必着(事前相談:5月2日(火)まで) |
研究開発助成(プロジェクト間連携型)
「研究開発助成(プロジェクト間連携型)」は、異なるプロジェクト(ファルマバレープロジェクト、フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションプロジェクト、フォトンバレープロジェクト、次世代自動車、ふじのくにCNFプロジェクト、MaOIプロジェクト、AOIプロジェクト、ChaOIプロジェクト、航空宇宙)の技術を統合した新技術、新製品の研究開発(構想段階のものは対象外)を行う静岡県内の事業者に対し、その開発費の一部を助成することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大3,000万円の交付が予定されており、新技術・新製品の早期の事業化へと繋げることができます。
対象者 | 企業またはコンソーシアム |
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給付額 | 1,500万円以内(2年合計3,000万円以内) 助成率2/3以内 |
申請期間 | 2023年5月10日(水) 正午必着(事前相談:5月2日(火)まで) |
研究開発助成(一般型)
「研究開発助成(一般型)」は、新たな成長産業分野をはじめ、幅広く産業応用・展開の可能性を有する新技術・新製品等の実用化を目的とした研究開発(構想段階のものは対象外)を行う静岡県内の事業者に対して、その開発に必要となる費用の一部を助成することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大500万円の交付が予定されており、新技術・新製品等の実用化を目指す静岡県内の事業者の方から注目を集めています。
対象者 | 静岡県内に事業を遂行する主たる事務所・事業所を有する中小企業等(次世代自動車分野については中堅企業・みなし大企業も対象とします。) |
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給付額 | 1,000万円以内(2年合計2,000万円以内) 助成率2/3以内 |
申請期間 | 2023年5月10日(水) 正午必着(事前相談:5月2日(火)まで) |
研究開発助成(産学官連携型)
「研究開発助成(産学官連携型)」は、新たな成長産業分野(次世代自動車、新エネルギー、医療・福祉機器、ロボット、航空宇宙、光、環境技術関連、CNF)をはじめ、幅広く産業応用・展開の可能性を有する新技術・新製品等の実用化を目的とした研究開発を大学・県内公設試験研究機関と連携して行う静岡県内の事業者に対して、その開発費の一部を助成することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大2,000万円の交付が予定されており、研究機関と連携した新技術等の開発を効果的に推進することができます。
対象者 | 大学(高専を含む)又は県内公設試験研究機関と共同研究を実施し、静岡県内に事業を遂行する主たる事務所、事業所を有する中小企業等(次世代自動車分野については中堅企業・みなし大企業も対象とします。) |
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給付額 | 1,000万円以内(2年合計2,000万円以内) 助成率2/3以内 |
申請期間 | 2023年5月10日(水) 正午必着(事前相談:5月2日(火)まで) |
事業化推進助成(プロジェクト間連携型)
「事業化推進助成(プロジェクト間連携型)」は、異なるプロジェクト(ファルマバレープロジェクト、フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションプロジェクト、フォトンバレープロジェクト、次世代自動車、ふじのくにCNFプロジェクト、MaOIプロジェクト、AOIプロジェクト、ChaOIプロジェクト、航空宇宙)の技術を統合した新技術、新製品の研究成果を事業化(事業終了後1年以内に対象製品の販売が見込めるもの)へつなげるために、さらなる研究開発を行う事業に対して、開発費の一部を助成することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大3,000万円の交付が予定されており、新製品の事業化に向けた積極的な制度活用が期待されています。
対象者 | 企業またはコンソーシアム |
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給付額 | 2,000万円以内(2年合計3,000万円以内) 助成率1/2以内 |
申請期間 | 2023年5月10日(水) 正午必着(事前相談:5月2日(火)まで) |
事業化推進助成(一般型)
「事業化推進助成(一般型)」は、新たな成長産業分野に関する研究成果を事業化へつなげるために、事業化に向けたさらなる研究開発を行う事業(事業終了後1年以内に対象製品の販売が見込めるもの)に対して、その開発費の一部を助成することを目的とした制度です。
本制度が採択された場合には1事業者あたり最大2250万円の交付が予定されており、新エネルギーやナノセルロースなどの成長産業分野の研究や事業化を効果的に推進することができます。
対象者 | 静岡県内に事業を遂行する主たる事務所・事業所を有する中小企業等(次世代自動車分野については中堅企業・みなし大企業も対象とします。) |
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給付額 | 1,500万円以内(2年合計2,250万円以内) 助成率1/2以内 |
申請期間 | 2023年5月10日(水) 正午必着(事前相談:5月2日(火)まで) |