業務改善助成金の申請の流れ

設備投資や教育訓練の実施による生産性の向上を図り、事業場内最低賃金の引き上げや従業員のモチベーションアップを行いたいと考える中小企業者・小規模事業者等が活用することができる制度のひとつに「業務改善助成金」があります。

今回は、同制度について、申請を行う際の具体的な流れについて詳しく解説いたします。

まずは、最寄りの都道府県労働局宛に賃金引き上げ計画と業務改善計画等を記載した助成金交付申請書を提出します。

申請書類は、厚生労働省のHPよりダウンロードをすることができます。

交付申請書の内容が認められれば、助成金交付通知書が届けられます。

設備投資や教育訓練等の業務改善計画による生産性の向上を図り、事業場内最低賃金の引き上げを行います。

最寄りの都道府県労働局に宛てて業務改善計画の実施と賃金の引き上げ状況の結果を記載した事業実績報告書の提出を行います。

内容が適正であると認められれば、助成金額の確定通知書が届けられます。

助成金額の確定通知を受けた後、支払請求書を最寄りの都道府県労働局宛に提出します。

助成金の支払いが実行された後に、「業務改善助成金」の一連のやりとりが終了します。

業務改善助成金の申請時の注意点

「業務改善助成金」の申請を行う際には、適切な手順を踏む必要があります。

交付申請書を提出する前に設備投資や事業場内最低賃金の引き上げを行うと、助成金の交付対象外となってしまいます。

確実な助成金の受給や自社の課題に沿った事業計画の策定を目指したいと考える方は、社会保険労務士や中小企業診断士等の専門家によるサポートの元申請を行うことをご検討ください。

今回は「業務改善助成金」の具体的な申請の流れについて解説しました。

同制度を活用することにより、設備投資や教育訓練の実施による生産性の向上と事業場内最低賃金の引き上げによる従業員のモチベーションアップを図ることができます。

社会保険労務士や中小企業診断士等の専門家によるサポートの元、自社の課題解決や業績改善に向けた適切な制度活用を行いましょう。