大阪府内の中小企業者等が、販路拡大の取り組みに活用できる補助金制度が実施されています。
その中でも、新製品・サービスの開発や技術革新、IT・DX化、新事業展開、海外進出など様々な事業に活用できる補助金を3つ厳選して紹介します。
資金の問題などで販路拡大の計画を実行に移せなかったという方は、この記事を参考に、補助金の活用を検討してみてください。
意欲ある事業者経営・技術支援補助金
八尾市が実施する「意欲ある事業者経営・技術支援補助金」は、コロナ禍における業況悪化を打開すべく、市内の中小企業者が新製品・サービスの開発や技術革新などに取り組む際に係る経費の一部を補助する制度です。
一般的な販路開拓に活用できる「通常枠」と、IT・DX化推進にかかる経費などが補助される「新事業展開、IT・DX化枠」の2つの枠が設けられています。
対象者 | ・八尾市内で6カ月以上、同一事業を行っている市税を滞納していない中小企業者
・構成員の過半数以上が八尾市内に事業所を持っている中小企業交流団体 |
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給付額 | 【通常枠】
補助金額:上限10万円(複数回及び複数メニューへの申請も可。ただし、合算上限額10万円。) 補助率:補助対象経費の1/2 【新事業展開、IT・DX化枠】 補助金額:上限250万円 補助率:補助対象経費の½ |
申請期間 | 事業計画提出期限:令和4年6月30日
交付申請期限:令和5年1月31日 |
豊中市売上アップ応援金(賑わい創出応援コース)
豊中市が実施する「豊中市売上アップ応援金」の賑わい創出応援コースは、市内の事業者や個人事業主などが団体となり、アフターコロナ・ウィズコロナ時代に対応した新商品やサービスなどを用いて、地域経済の活性化につながる事業を行う際に、係る経費の一部を支援する制度です。
商店街のセールイベント開催に関連する広告宣伝費や景品・記念品代などが補助対象となります。
対象者 | 市内の中小企業(※)・個人事業主・その他法人等(法人税法上の収益事業を営んでいるNPO法人等)で構成されたグループ又は団体若しくは実行委員会
(※)中小企業基本法に定める中小企業者(いわゆる「みなし大企業」は除く) |
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給付額 | 【賑わい創出応援コース】:上限50万円
市の負担率:対象経費の10分の10(1,000円未満切り捨て) |
申請期間 | 【賑わい創出応援コース】:令和4年4月1日から先着順で15団体又は実行委員会を目安に、予算の上限に達するまで
ただし、上限に達していない場合であっても、令和5年1月20日に申込期間を終了します。 |
大阪府中小企業等外国出願支援事業
「大阪府中小企業等外国出願支援事業」は、府内の中小企業者が、外国への特許出願や実用新案・商標・意匠・某人対策商標を出願する際に必要となる経費の一部を補助する制度です。出願手数料の他、国内・現地における代理人費用、翻訳費用などが補助対象となります。
海外進出による販路拡大を計画している企業が活用したい補助金です。
対象者 | 大阪府内に本社を持つ中小企業者等 |
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給付額 | 〇補助率:助成対象経費の2分の1以内
〇1企業あたりの上限額:300万円(複数案件の場合) 〇案件ごとの上限額:特許:150万円/実用新案・意匠・商標:60万円/冒認対策商標:30万円 ※予算の範囲内で配分するため、補助金の額は上記金額より減額される場合があります 〇1企業につき、当事業に申請できるのは、1出願分類あたり2案件、複数分類にわたる場合は最大3案件までとさせていただきます。 |
申請期間 | 令和4年5月9日~令和4年5月30日17時必着
(※消印有効ではありません) |